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海外VPNと国産VPNは何が違う?セキュリティ対策のためのVPNの選び方

インターネットの利用が不可欠な今日、通信のセキュリティはますます重要になっています。そんな中で、注目されているのがVPNというサービス。海外では、VPNを利用することで、日本にいなくても日本のサービスへアクセスすることもできます。

今回は、「数多くのVPNサービスあって、どれを選べばいいのか分からない」という方に向けて、VPNサービスの選び方や海外VPNと国産VPNの違いをご紹介します!

VPNサービスの選び方

現在はたくさんのVPNサービスがリリースされています。そのため、VPNサービスを選ぶ際に気をつけた方がいい5つのポイントを把握しておきましょう!

①使用目的を明確にする

どのサービスもそうですが、ユーザー一人ひとりが「どのような目的でVPNサービス使うのか?」を意識することは必須です。

  • ネットでの重要な情報のやりとりためのセキュリティ強化
  • 海外の特定の国限定のネットサービスへのアクセスのため
  • 海外から日本限定のネットサービスのアクセスのため
  • インターネット利用時の足あとを残さないため

など、VPNサービスを利用する目的を明確にして、それに合ったものを選びましょう。

②セキュリティの強度とノーログポリシーの有無

VPNサービスを使ってアクセスする際に一番重要なのが、セキュリティの強度です。そのため、強力な暗号化で通信されているかどうかを確認しましょう。情報処理推進機構によると256ビットAESが採用されているVPNサービスがおすすめです。

また、ログは「誰が」「いつ」「どこから」「どの IP アドレスを使用したか」という情報を記録したもので、ノーログポリシーはそのログを残さない・ユーザーの VPN 使用情報がまったく保存されないということを意味しています。したがって、プライバシー保護と個人情報漏洩に対する対策がしっかりしている点も選ぶ際に注意する重要なポイントです。

③目的達成に必要なスペックを把握する

使用目的がハッキリしたら、どのVPNサービスがその目的を達成するのに必要なスペックを提供してくれるか把握しましょう。

例えば、「充分な通信速度なのか」「サーバーの拠点数は多いのか」「自社のサービスが停止しないか」など要チェックです。

④運用管理・保守・サポート体制

ほとんどのVPNサービスの拠点が海外なため、トラブルが起きたときのサポート体制が充実しいるかもしっかりと確認しましょう!

24時間年中無休でサポートをしてくれるのか、日本語に対応しているのか、その対応の迅速さ、オンサイト保守サービス・トラフィックレポート・障害発生通知の有無などについても確認してみてください。

⑤プランと価格、使用する台数

当然ながら、サービスを選ぶ際に毎月の利用料金などのコストは重要なチェックポイントです。

使用目的に合った必要なスペックが確認できたら、サービス内容とそれに対する利用価格が適切しているものなのかを確認しましょう。ちなみに、有料VPNサービスは1ヶ月の短期プランや無料トライアルなどを用いているものが多いので、試してから選ぶのも1つの方法です。

海外VPNと国産VPNの違いは?

海外VPNには、NordVPNのように知名度や実績の高いVPNサービスが多いですが、国産VPNもサーバーロケーションや稼働サーバーといったスペックでは見劣りしません。

2種類の主な違いは、「世界中に設置されてあるサーバーの数」「すべてが日本語対応であるか」「料金が円相場の変動で更新される」という点ですね。

円安が進む昨今は、海外VPNよりも国産VPNのほうが適正な価格設定となっています。

最後に

VPN の機能、通信、セキュリティ品質は、サービスによって異なります。この記事を参考に、ご自身の使用環境や目的に適したものを選ぶようにしましょう。また、海外の一部の国ではVPNの使用が禁止されていますので、自分の住んでいる国で許可されているかどうか事前に確認しておくことも必須です。